テスラモデル3 ウォールコネクタ 検討資料 電流と設置業者

目次【ウォールコネクタ検討資料】

検討資料

ウォールコネクタの設置にあたり、家庭用の契約を何A(アンペア)にするか悩みます。そこで契約Aとウォールコネクタの比較表を作りました。

ウォールコネクタ 契約A
ブレーカ 200V 100V
換算A
50A 60A 8kVA 10kVA 12kVA 14kVA
60A 48A 96A -46 -36 -16 4 24 44
50A 40A 80A -30 -20 0 20 40 50
40A 32A 64A -14 -4 16 36 56 66
30A 24A 48A 2 12 32 52 72 82
20A 16A 32A 18 28 48 68 88 98

上記表では、ウォールコネクタが充電時に使用するA値と契約Aの比較を表しております。
例えば50Aの契約の人は、テスラの最小のブレーカ20Aでも200V16Aでは100V換算で32A消費します。
従って、生活に使えるのが18Aです。
この表では100V10A未満は生活上強い制約を受けるのではないかと思いましたので灰色にしています。
10A以上20A未満の赤は、深夜にすればできるのでは?という意見をもらったので追加しました。
また、20A以上30A未満もやりくりが必要となるのではないかと思い黄色にしています。
最大の48Aを利用したい場合、100V換算で96A必要になりますから家庭用の現在の契約Aを10kVAに足せば契約Aが算出できます。(30A契約の人は13kVAみたいに。)
ただ、200V48Aの出力が本当に必要かと言われれば、実際に使ってみると必要ないですね(うちは200V40Aですが・・・)。テスラモデル3の場合、75kWhのバッテリーです。この容量の場合、長距離を走らない限り20パーセントから80パーセントの間で使うでしょうから、318km(530×0.6)以上の距離を毎日走るかつ、充電時間が、5.6時間も取れないなら、40Aでも足りないでしょう。
ただ、そういうケースが毎日続く人ってどんな人でしょうね。
そういう場合は、スーパーチャージャーを使えば1時間から2時間で満タンになるので、そちらでカバーできます。
そういった意味で、毎日100kmしか走らないなら、20パーセントくらいしか使わないので、毎日充電すれば、15kWhの充電ですみますので、クーポン適応の200V24Aで十分かとおもいます。約3時間で充電できます。
私が40Aにした理由は、週末遠出する機会が多いので就寝中に0から満タンにできる時間で40Aにしました。計算上は0から100パーセントまで、9.3時間となります。

見積比較

業者別の見積りを以下にまとめました。

上記の比較表を見ると、ブレーカ30A WC24Aだと契約60Aでも結構きつい状況となります。
我が家の場合、1階はサーバールームと会議室となりますので、夜間に限定すれば10Aも使わないのでこれが最小のコストとなります。
それでも、P社の見積りは税抜きで57,000円。唖然としますね。
ちなみに、工事方法はP社もリ社も同じ方法をとります。外の電気メータの近くにブレーカを格納するボックスを設置して、ブレーカを移設する方法です。

次にブレーカ40A WC32Aですが、これは、P社の見積りは明らかに不可能です。生活用の電流が-4Aとなりますので、テスラモデル3側で出力を抑えて使うしかなくなり、まったく意味がありません。リ社が提案してきたのは10kVAに契約変更する案です。これなら生活に36A使えます。我が家は、日常サーバールームと会議室の電源をフルに使った場合30A弱の電流を使っていますので問題がありません。これが最適な提案でしょう。

最後にP社の見積りですが、75Aの契約にしてといわれて、違和感があったので色々調べましたが、おそらく、8kVAのことを言っているのか15kVAのことを言っているのか不適切な言い回しをしている方でしたので、よくわかりません。
そもそも15kVAはオーバースペックですので、我が家では不要です。
営業の方なので、知識がないのかもしません。(着ぶくれ見積のために3名も来ました。下請け孫請けひ孫かしら)

リ社の見積りは、こちらからお願いした案で、リ社曰く、現在の我が家の電気回線の限界が10kVAなので、それ以上にするのは大変な工事になるとのこと。
では、10kVAで50Aのブレーカなら80Aなので、20Aの生活用の電流が使えるので会議室を使わないときに充電すれば問題ないのでお願いしました。
最大のブレーカ60Aにするためにはを聞いたらWCのブレーカ50Aと60Aでは、使用できる電流は16Aしか変わらないので、容量にして1.6kwhの為に大規模な工事をする必要はないのでは?とのことでした。
このリ社は技術力があり、内容も的確に説明できる人が調査に来たので助かりました。調査の人が実際の作業の方で、この方は何度も設置作業を行っているとのことでした。丁寧な作業をしていました。

ちなみに、P社さんには特殊作業費(高所作業)とありますが、一般的な定義はここに記載されています。リ社さんでは、2メートルの高さで作業をするのではなく、2メートルの位置に設置するので高所作業ではありませんとのこと。
ほかの電気屋さんや、工事関係者に聞いてみましたが、同じ返答が返ってきました。
P社さんは、2メートルの位置に設置するのに安全帯を利用した特殊作業をおこなうのでしょうから見てみたかったかもしれません。

P社さんの最後の違和感ですが、契約容量変更申請費これが35,000円とありますが、まぁよくわからない費用です。
リ社さんは、EVの設置工事を行うと必ず東京電力に申請する必要があり、その手数料をいただいているとのこと、なので、契約Aを変更した手数料もここに入っているのだと思います。契約変更をしてもしなくてもこの費用は掛かるのでしょう。とはいえ、P社の35,000円とリ社の8,500円ですから、まぁ言い値ということでしょうかね。
ちなみに、家までの引き込みに関しては東京電力の場合、東京電力の管轄となるので費用は掛かりません。(ここ重要です。このP社は東京電力の工事で時間がかかり間に合わないということを言っていましたが、工事終了後すぐに利用できて一月後に関東電気の方々が家までの引き込み線の工事を行っていました。10kVAに上げているので安全のために送電線を太くする必要があり、二度書きますが、それは東京電力の管轄であるとのことでした。)引き込み線の後ブレーカまでは各環境のコストとなりますので、距離やケーブルの太さは確認しておく必要はあります。(うちは最初から10kVAまでは耐えられるケーブルでした。)契約容量変更申請費8,500円というのは、上記作業の申請と上記の関東電気の方々が工事をしたあとに漏電がないかをチェックする方が来て工事個所をチェックする費用かと思います。
そういう意味では、私も技術系の人間なので、残念ながら論理的でない営業の戯言はファクトチェックをするので、あいまいな情報が少しでもあれば信用は一切しないので、騙されないで済んだということですね。

まとめ

テスラ社の営業さんは、業者間では争っているので、そんなに見積り金額が変わることはないとのことでした。
この結果を伝えて驚いていました。
ただ、二社の見積を通じての感想として、詳細な見積と作業内容を明確にした資料を頂けたのはリ社でした。P社は意味不明な見積と作業の詳細は添付されておりませんでした。ネットで調べればどのくらいのコストかわかるのですが、情報を得られない人から利益を出そうとする企業もあるので注意が必要です。表向きはテスラ認定業者を前面におしていかにも環境に貢献しているHPを出している会社さんでした。
見積もりが怪しいと思ったら、テスラに別の業者にお願いするのも一つの手かと思います。(このページだけ見た方だと誤解が生じる可能性があるので、追記します。)
このページにあるように最初のP社は約束の時間を守らず意味不明な発言が多く信用できない旨をテスラ社に伝えて業者を変更していただきました。
そのため、結果的に相見積ができるようになりました。この情報を載せた理由は真面目に低価格で施工していただける企業さんには伸びていただき、着膨れ企業に仕事がいかないようにと思ったからです。テスラ社は相見積を基本認めていないので、運が多く作用しますが、自分で調べてクレーム(エビデンス込み)を挙げて変更してもらう必要があります。ただし、私の場合は一度しかクレームは受け付けないとのことで、次に安くなる保証はないとのことでした。